矯正一般

歯ブラシ+フロス で歯みがきマスターを目指そう☆

今西 麻里江 歯科衛生士

2017.09.15

             
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みなさん、こんにちは。
衛生士の今西です。

 

 

矯正治療前の 歯みがきテスト システム

2017年より、治療を開始される患者さん全員に 歯みがき テストを受けていただくシステムを導入いたしました。

 

 

 歯みがきテスト の目的

矯正治療中に起こる可能性のある虫歯や歯肉炎のリスクを軽減するため、治療開始前に歯みがきの状態や患者さんご自身のそれぞれの磨き方の癖を確認し、しっかり綺麗な口腔内をキープすることができるようになったうえで、安心して治療を受けてもらうことを目的としています。

お口の中の状態や歯並びは人それぞれ異なり、特に矯正治療前の歯並びは悪い状態なので歯磨きもなかなか完璧にするのは難しい状態です。

そのうえ、矯正治療が始まると、装置の周りには食べかすや磨き残しが多くなり、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。

 

 

O’Leary(オレリー)のプラークコントロールレコードとは?

歯頸部の歯垢の有無を判定する簡単な方法で1972年にO’Learyが開発したものでブラッシング指導に用いられる
口腔内清掃状態を示す指数です。

全ての歯を近心、遠心、頬側(唇側)、舌側(口蓋側)の4ブロックに分割し、歯頸部歯面に付着した歯垢を歯垢染色剤で染色することで確認し、磨き残しをスコア化したものです。

一般的にこのスコアが20%以下であれば良く磨けていると判断されるため、20%以下であれば合格とし、治療を開始できるシステムにしています。

 

 

 歯みがきテスト の流れ

テスト当日、ご予約のお時間までに、歯みがきをきっちりして来院してください。

  1. ①歯を赤く染め出しをします。

    ②磨けていないところをチェックして、 歯みがき 指導・フロス指導をします。




    ③染まっているところがなくなるまで、実際に磨いてもらいます。
    もちろんフロスも通してもらいます。


    ④先ほど紹介したプラークコントロールレコードを用いて、計算します。


    ⑤ 歯みがきテスト の結果を用いて、矯正治療開始にあたってのセルフケア・プロフェッショナルケアの重要性、食習慣の見直しのお話をします。

 

 

定期的に歯みがきチェックを行いましょう

毎日行う歯みがき。
しかし、慣れてくるとだんだん我流になってくるので、本当にきちんと磨けているのか定期的にチェックが必要です。
定期的なクリーニングを受けていただき歯科衛生士にチェックしてもらうことや、お家で簡単に染め出しできる染色液を使って確認することも良いでしょう。
みなさんも歯みがきマスターになって、矯正治療を楽しく始めましょう!!

 

 

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