マウスピース矯正

マウスピースかワイヤーか?あなたはどっち?デメリット編

松尾 すず 歯科衛生士

2018.06.21

             
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こんにちは。歯科衛生士の松尾です。前回は マウスピース型矯正装置( インビザライン) と ワイヤー矯正 (ブラケット)、2つの装置を両方経験した私の体験を元にそれぞれの装置のメリットについてお話をしました。その内容については、

こちらのブログをご覧ください。今回は、 マウスピース型矯正とワイヤー矯正のデメリットに焦点を当ててお話をしたいと思います。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

1.装置をつけないと歯は動かない

ブラケットと違い、取り外しが可能な為やる気がないと治療は一切進みません。また治療が進まないだけでなく、自己判断で使用していない場合、装置が合わなくなり、再制作に費用がかかる場合があります。

2.矯正治療をしている事に気づいてもらえない

友達と食事に行った時、食事前にインビザラインを外して、食事後はめないといけないのですが、

友達が治療をしている事を知らない為、付け外しのタイミングが分からないなど…

“治療中であることを気づかれない”というメリットがデメリットになる事があります。

私は外食の際、友達の前でさっと外してなにもなかったような顔をしますが、人によってはそれが恥ずかしくて出来ないって方もいると思うのでそのような人はお手洗いで外すと良いと思います。

3.装置をなくす心配がある

取り外しが可能なので食事の時に外してそのままどこかに置いてきてしまったりして、

インビザラインを紛失する可能性があります。インビザラインはそれぞれのステージあたり1枚しか作成されないので、なくしたりすると再制作に費用がかかる場合があります

4.装置装着時には飲食の制限がある

装置をつけたまま飲んで良いものは、お砂糖が入っていないお水やお茶だけです。

お砂糖が入ったものを装置をつけた状態で飲むと、虫歯になります。

その為、急にもらったおかしが食べれなかったり、デパ地下などで試食ができないということもあります。

もちろん装置を外したら食べることが出来ます。

5.口が乾く

インビザラインを始めて一番感じた点です。なぜか、口が渇く気がして水分を補給する回数が多くなりました。

 

ワイヤー矯正(ブラケット)

1.矯正治療をしていることがすぐ分かる

一目で矯正治療をしている事が分かります。ただそれは、人によってはメリットになったりデメリットになったりすると思います。

2.歯磨きがしにくい

ワイヤーで全ての歯がつながっているので歯磨きがしにくく、また食べたものが引っかかったり詰まったりします

実際、私は食後必ず鏡で装置に食べたものが引っかかっていないかチェックしていました。

当時高校生でしたが、制服のポケットに友達とおそろいの”相棒”と呼んでいたミラー付きの手のひらサイズのポーチを持っていて、中に歯間ブラシを入れて、すぐに引っかかったモノが取れる様に準備してました。

3.装置が壊れるとすぐに歯科医院へいかないといけない

ブラケットが外れると、その歯に力がかからなくなるので歯科医院へいき付け直しをしてもらわないといけません。

またスポーツをしていたりするとぶつかって唇が切れたり怪我をする場合もあります。

ちなみに私は怪我をしたことはありませんでした。

4.食事制限がある

キャラメル、ハイチュー、ガム、お餅など粘着性のある食べ物は装置が壊れる為食べれません

私はお餅が大好きで治療中に食べた事がありますが、装置にからまって大変な事になりました。

なのでみなさんは食べないでくださいね。

5.歯が動く痛みがある

調整をしたりワイヤーの交換をした時は、歯がたくさん動くので歯が動く痛みが3日間から7日間ほどあります

私は調整したその日、からあげは食べれませんでした。

6.治療終了時に渡すリテーナー(着脱可能な保定装置)がめんどくさく感じる

治療中ずっと装置が歯についていたので、その日から始まる保定装置が着脱可能なのでとてもめんどうに感じました。

しかし、何年もかかって手にいれた綺麗な歯並びをキープする為にはみなさんちゃんと使ってくださいね。

 

以上が私が感じたデメリットになります。

 

メリットとデメリットについてお伝えしましたが、マウスピース型矯正装置にとってのメリットが ブラケット(ワイヤー矯正)にとってはデメリットになり、また反対にもなります。

なので、これを読んでいただいてあなたならどちらを頑張れるのか考えてもらえればと思います。

 

『インビザライン』は、米国アラインテクノロジー社が開発したフルデジタルのマウスピース型矯正装置です。日本ではプラスティック素材と口腔内スキャナー『iTero』が認可されていますが、作製されたマウスピース装置自体は海外技工物であるため、薬機法対象外となります。様々なマウスピース型矯正装置の中でも最も症例数が多く、2019年現在全世界で600万症例以上治療されています。

 

 

 


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