マウスピース矯正

インビザラインのこんな時どうする?〜 使用時間 編〜

 

2018.10.30

             
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みなさん、こんにちは。
衛生士の今西です。

さて、『こんな時どうする?』シリーズ第2弾
 使用時間についてです。

 

1日の使用時間は20時間

早速ですが、、、今インビザライン治療をされている方!装置の使用時間 は守られていますか?

インビザライン治療は、1日20時間使用しないといけません。
言い換えれば、20時間使用しないと歯は動かず、いつまで経っても矯正治療は終わりません。

1日20時間、、、分かっているけどお仕事関係で、お付き合いしないといけなかったりなど、ご自身の私生活でなかなか難しい方もいらっしゃるのではないでしょうか?

イースマイルに通われている患者さんの中にも、料理人などの飲食関係のお仕事をされている方や調理師などの専門学校に通われている方もいらっしゃいます。
どうしてもアライナー(マウスピース)を外さないといけない時、それは味見をする時!!
上記に該当する方にとって、味見は切り離せない問題で、必然的にお仕事中は 使用時間 が短くなってしまいますよね。

基本的に、アライナーをつけている間は飲食は禁止です。
※水なら装置をつけたまま飲んでも大丈夫です。
   お茶など、お砂糖の入っていないものであれば飲んでいただいても大丈夫ですが、歯や装置が着色してしまうことがあります。

あとは、妊婦さんでつわりの酷い方。
装置をつけているだけで気持ち悪くなってしまうので、 使用時間が守られない方もいらっしゃいます。

 

 

アライナーの交換で大切なポイント

上記に該当する患者さんのやむを得ない私生活で、1日20時間の使用は難しい、、、けど、矯正治療はしたい!とやる気のある方。
インビザラインは100%患者さんの協力によります。
装置の交換時期は患者さんで異なりますが、基本的に1日20時間使用+1週間以上の交換です。

そこで装置の交換時期にチェックすべき大切なポイントがあります。

 

装置がしっかりフィットしている


装置の交換でもっとも大事なことは歯の表面に付いているアタッチメントがしっかり覆われて、装置がきちんとフィットしているかということです。

フィットしている状態

アンフィットの状態

 

  1. 写真で上の奥歯が実際の歯とアライナーとの間に少し隙間があるのがわかるでしょうか?
    フィットしていないの状態のまま交換をしていても、歯は計画通りに動きません。
    むしろ、どんどんアンフィットが酷くなり再製作となります。
    しっかりフィットしているか確認して進めて行くことが大切です!

    しっかりとフィットさせるには、、、
    ①チューイーを噛むこと


    ②アタッチメントを指でしっかり押すこと

使用日数を延ばして交換もOK

1日20時間の使用時間が難しい場合、治療を進める計画が遅くはなりますが、その今使っているアライナーの使用日数を延ばして使っていただくこともあります。
装置がしっかりはまっている感覚・はまっていない感覚、はまっていても装置のきつい感覚は、その患者さん本人にしか分かりません。
少しでもいつもと違うと違和感を感じたら、交換期間を長めに使っていただくことを全患者さんにお伝えしております。

 

確実にフィットさせた状態で進めましょう

インビザライン治療に焦りは禁物です!!
確実にフィットすることがとても大切です。

お約束事を守っていただくことで、インビザライン本来の効果を発揮することができ、その人のライフスタイルに合った矯正治療を進めることができるのもこの装置の良いところではないかと私は思います。
 

 

『インビザライン』は、米国アラインテクノロジー社が開発したフルデジタルのマウスピース型矯正装置です。日本ではプラスティック素材と口腔内スキャナー『iTero』が認可されていますが、作製されたマウスピース装置自体は海外技工物であるため、薬機法対象外となります。様々なマウスピース型矯正装置の中でも最も症例数が多く、2019年現在全世界で600万症例以上治療されています。

 

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