歯の健康・予防歯科

矯正治療とタバコと歯周病

松尾 すず 歯科衛生士

2018.05.11

             
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こんにちは。歯科衛生士の松尾です。

イースマイルの患者さんで タバコ を吸っている方はいないと思いますが(なぜなら タバコ を吸っている方は治療を開始できないからです!)、矯正治療にも喫煙は影響を及ぼすものなので、今回は当院のニュースレターでもお伝えしたこのテーマにしたいと思います。

なぜ、当院では全ての患者さんに喫煙を禁じているのか?それは、矯正治療は未来をもっとよくするために行いますが、タバコはその逆だからです。


まずは歯の動く仕組みについて少し知ってもらいたいと思います。歯が動く時は骨吸収と骨形成を繰り返しています。たばこを吸っている場合、血流が悪くなり、骨吸収と骨形成がスムーズに行なわれないので歯の動きが悪くなります。なので、タバコを吸うと治療期間が長くなります。みなさん早く綺麗な歯並びを手に入れたいと思うので、その為にも タバコ は辞めましょう。詳しくはこちらのブログを読んでください。

では、本題です!! タバコ を吸っていると、歯を失う原因である歯周病になりやすく、また気づきにくくなります。歯周病は”Silent disease“と呼ばれ痛みなどの自覚症状ないまま進行していく病気です。
自覚症状がないので、自分が歯周病になっていることすら気づかず、気づいた時には重度の歯周病に進行していて歯を失う事になる方も少なくありません。

歯周病の原因は歯垢中の細菌ですが、タバコを吸っているとさらに歯垢が付きやすくなります。それは、タバコに含まれるタールが油状の液体で歯面にくっつきノリのような役割をするからです。
また、ニコチンは血管を収縮させるので、歯周病の分かりやすい症状である歯肉の腫れや出血がなくさらに歯周病にかかっている事が気付きません。さらに吸っていない人と比較すると約3倍も歯周病になりやすくなります。
歯周病は一度進行すると、歯と歯茎の溝(歯周ポケット)が深くなり、自分で歯磨きを頑張っても溝の奥深くに潜り込んだ細菌を取りきるのが難しく、病気の進行を食い止めるのが非常に難しい病気です。

歯周病にならないために、タバコはもちろん吸わず、歯磨きとフロスをして綺麗な歯を保ちましょう。


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