
矯正中の電子タバコ、本当に大丈夫?

奥川 有莉香 トリートメントコーディネーター
2025.11.18
こんにちは。
イースマイル国際矯正歯科です🦷
最近、「電子タバコなら吸ってもいいですか?」という質問をいただくことがあります。
結論からお伝えすると――
矯正治療中は、電子タバコもNGです。
理由は、電子タバコも口の中の健康に悪い影響を与えることがわかってきているからです。
📚 電子タバコでも虫歯・歯ぐきへの悪影響が
アメリカのタフツ大学歯科医学部の研究によると、
電子タバコを使用する人は、使っていない人に比べて
- 虫歯の発生率が高い
- エナメル質の損傷や歯ぐきの炎症が多い
という結果が報告されています。
電子タバコのリキッドには、甘味料や香料などの化学物質が含まれています。
それが歯の表面に付着すると、細菌が繁殖しやすくなり、
酸を発生させてエナメル質を徐々に溶かしてしまうのです。
この現象は最近「ベイプ虫歯(Vape Caries)」とも呼ばれ、
世界中で問題視されています。
🦷 矯正中は特にリスクが高い!
矯正治療中の歯は、装置の周囲にプラークが溜まりやすい状態です。
さらに、歯が動いている最中は、周囲の骨が溶けたり再生したりを繰り返しているため、
とてもデリケートな状態。
この時期に電子タバコを吸うと、
虫歯・歯肉炎・歯ぐきの骨へのダメージが重なり、
歯の動きが悪くなったり、治療が予定通り進まなくなることがあります。
💨 「煙がないから安全」ではありません
電子タバコは一見、普通のタバコよりも安全そうに見えますが、
実際には「見えないダメージ」が進行しています。
装置のすき間や歯ぐきの中で、
少しずつ炎症やエナメル質の溶解が進んでいく――。
気づいたときには、治療後の歯が白く濁っていたり、
虫歯になっていたりするケースもあります。
🌿 健康な歯並びは“健康な歯ぐき”から
矯正治療は、見た目をきれいにするだけでなく、
口の中の健康を取り戻す治療です。
電子タバコや喫煙をやめるだけで、
歯ぐきの血流がよくなり、口臭も減り、
装置の清掃もしやすくなります。
矯正をきっかけにタバコもやめることで、
本当の意味で“美しく健康な笑顔”を手に入れられるはずです😊
💡 まとめ
- 矯正治療中は電子タバコも禁止🚭
- 電子タバコでも虫歯や歯ぐきの炎症を引き起こす
- 歯の動きを妨げ、治療結果にも悪影響
- 禁煙で矯正の効果と健康を最大化✨
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