ドクターコラム

Gravity : 離陸と着陸は同じ

有本 博英 矯正歯科医

2013.12.17

こんにちは,有本博英です.宇宙ステーションに宇宙ゴミがぶつかることで起こった事故を巡るストーリーを描いた映画, Gravity を見てきました.

 

宇宙空間は,宇宙船の壁一枚,あるいは宇宙服一枚へだてるだけで死の世界.そこで起こる事故は,否が応でも観客に生と死が紙一重であることを意識させます.

 

すべての生物は,生まれた瞬間に死に向かいます.これは逃れることができません.

では生きている意味は何なのか?これは大きなクエスチョンですが,この映画は一つの答えを提示しているように思えます.

 

宇宙での事故という極限的状況の中で,生きるか死ぬかというのは,単に生きようともがくとか,あるいは死んでもいいやとあきらめるということではなくて,

 

生きるという選択をするからこそ人間なのであり.死はあくまでも生へとつながるものだということ.その意味で,生と死は表裏一体です.

 

映画の中で,『離陸と着陸は同じ』と気付いて脱出をはかるシーンがありますが,まさに『生きると死ぬとは同じ』ということを言いたかったのではないでしょうか.その中で生きるを選択することがどれだけ大切で素晴らしいことなのかということであり,それを象徴するのがGravity(重力)です.

 

生を受け,生きるという選択をするありがたさと大切さを見事に描き出している映画だとおもいました.とても仏教的な感じのする映画です.

 

いろいろなところで書かれているように壮大な宇宙空間の映像も,ほとんど一人芝居のサンドラブロックの演技も素晴らしかった!

 

ところでこの映画,邦題はなぜかゼロがついて,『ゼログラヴィティ(無重力)』となっています.

 

これは,いただけない.

 

この作品は無重力の大変さを描きたかったのではなくて,重力の大切さをこそ描きたかったのですから.で,タイトル画像はあえて反対に.

 

おまけ:この映画を見ると,宇宙飛行士もちゃんと矯正用リテーナーをして宇宙に行ってるんだということがわかります.ちょっと怖いシーンなんですが,妙に興奮してしまいました(笑).

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