歯列矯正治療の遠隔管理を実現する「デンタルモニタリング」
奥川 有莉香 トリートメントコーディネーター
2025.06.12
皆さん。こんにちは。
この4月に育休から復帰した、イースマイル国際矯正歯科のトリートメントコーディネーターの奥川です。
さて、今回ご紹介するのは、最新のデジタル技術「デンタルモニタリング」です。より快適かつ安全な矯正治療を皆さんへご提供できるように当院では遠隔モニタリングシステムを取り入れております。
なんと現在、約400人の患者さんが当院では使用されています!!
1. デンタルモニタリングとは何か?
デンタルモニタリングは、フランス発の医療IT企業が開発したシステムです。患者さんご自身が専用のScanBoxとスマートフォンアプリを使用し、決められた周期で口腔内の写真を撮影することで、遠隔から確実にお口の状態をチェックできる画期的な仕組みです。
さらに、使用している矯正装置によって撮影頻度は異なりますが、すべての患者さんに対応できる柔軟性も特長のひとつです。
当院ではこのシステムをすべての患者さんに導入しております。また、治療の精度向上と通院の負担軽減の両立を実現しています。
2. メリットと必要性
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来院頻度の低減:従来は1〜2ヶ月に1度の来院が必要でしたが、必要時のみ来院でOKとなりました。遠方にお住まいの患者さんや、多忙な方も安心です。
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迅速な対応:マウスピース型矯正装置のフィットやアタッチメントのトラブルを早期発見し、AIが異変を検出します。院内でもドクターや歯科衛生士によるチェックが必ずおこなわれています。
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患者様の安心感向上:遠隔でも治療管理されているという安心が得られます。
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感染リスク軽減:コロナ禍以降、通院頻度を減らしても安全に進められる新しい治療形態です。
3. 遠隔管理の活用が特におすすめな方
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遠方にお住まいの方や、忙しくて通院が困難な方
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少ない来院回数でも治療が進められる新しい矯正スタイルを取り入れたい方
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コロナ禍以降、感染症リスクが気になる方
まずは、遠方にお住まいで通院が負担になりやすい方にとって、大きなメリットがあります。来院回数を減らせることで、治療の継続がしやすくなります。
さらに、お仕事や学業で忙しい方にも最適です。撮影はご自宅で行えるため、時間の有効活用が可能です。また、治療に不安がある方にも安心です。お口の状態を定期的に確認できるので、不具合を早期に発見できます。
一方で、通院の付き添いが難しい保護者の方にも便利です。ご自宅での管理で、サポートの負担を軽減できます。そのため、確実に、かつ効率よく治療を進めたいすべての方におすすめのシステムです。

イースマイルで矯正治療が終わられた患者さん。イタリアから日本へ旅行中に来てくださいました♪
4. イースマイルでの対応体制
デンタルモニタリングは矯正治療費に含まれており、基本的に全患者さんにご使用いただきます。
さらに必要に応じて院内処置もきめ細かく対応。
まとめ
デンタルモニタリングは、マウスピース矯正をより便利かつ安全に進めるこれからの新常識です。
通院回数を減らしながら、確実に治療が進む安心感をお届けします。
もしご興味があれば、初診コンサルテーションの際に詳しくご説明できますので、お気軽にご相談ください。これからも、皆さまのオーラルパワー向上を全力でサポートしてまいります!