
クリーニングとホワイトニングの違いとは?歯を白くする方法をわかりやすく解説

白濱緋奈乃 歯科衛生士
2026.04.21
〜「白くなる」は同じでも中身は全く別です〜
「歯を白くしたい」と思って来院される方の中には、
クリーニングとホワイトニングを同じものだと思っている方も少なくありません。
実際に、
「クリーニングで歯を白くしたいです」
というご相談もよくいただきます。
しかしこの2つは、
目的も仕組みもまったく異なる処置です。
クリーニングとは(当院ではEMSエアフローを使用)
クリーニングとは、
歯の表面についた汚れや着色を落とす処置です。
コーヒー・紅茶・ワイン・タバコなどによる着色や、
歯垢(プラーク)・歯石を取り除くことで、
歯が本来の色に戻ります。
当院では、EMS社のエアフローを使用しています。
微細なパウダーを水と空気で吹き付けるため、
歯にやさしく、細かい部分までしっかり汚れを落とすことができます。
「クリーニングで白くなる」は間違い?
結論から言うと、
クリーニングで歯が白く見えることはあります。
ただし、
これはホワイトニングとは意味が異なります。
着色がついている歯は、
本来の色よりも暗く見えている状態です。
そのため、汚れを落とすことで、
白くなったように感じます。
つまり、
👉 汚れを落として元の色に戻っているだけ
であり、
歯そのものの色を変えているわけではありません。
ホワイトニングとは
一方でホワイトニングは、
薬剤を使って歯の内部に働きかけ、
歯そのものの色を白くする処置です。
そのため、
・加齢による黄ばみ
・体質による色味
といった、
クリーニングでは落とせない部分にもアプローチできます。
よくあるすれ違い
実際の診療では、こんなケースがよくあります。
「クリーニングで白くしたい」
→ よくよく伺うと「今よりもっと白くしたい」
この場合、
クリーニングだけでは期待する白さに届かないことがあります。
一方で、
「なんとなく歯がくすんで見える」
という方は、
クリーニングだけでも十分きれいに見えることもあります。
矯正中のホワイトニングについて
矯正歯科として大切なポイントです。
矯正装置がついた状態でのホワイトニングは、
基本的におすすめしていません。
装置がついている部分には薬剤が届かないため、
外したあとに色のムラが出る可能性があります。
それでもホワイトニングしたい場合
以下のようなイベントを控えている方もいらっしゃいます。
・結婚式
・成人式
・前撮り
「今のタイミングで白くしたい」という場合は、
自己判断で進めるのではなく、まずはご相談ください。
お口の状態や矯正の進行状況を踏まえて、
最適なタイミングや方法をご提案いたします。
どちらを選べばいい?
目的で選ぶと分かりやすいです。
✔ 着色汚れを落としてスッキリさせたい
→ クリーニング(エアフロー)
✔ 歯の色そのものを白くしたい
→ ホワイトニング
※より効果を高めるために、
先にクリーニングを行うこともあります。
まとめ
クリーニングとホワイトニングは、
どちらも「歯が白く見える」結果につながります。
ただし、中身はまったく異なります。
・クリーニング → 汚れを落として元の色に戻す
・ホワイトニング → 歯そのものの色を白くする
さらに、矯正中の方は
ホワイトニングのタイミングにも注意が必要です。
だからこそ、
「なんとなく」ではなく、
目的に合った方法を選ぶことが大切です。
気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。