
今年のフロスTシャツは「フロ烏」

有本 博英 矯正歯科医
2026.06.24
ワールドカップと歯の健康をつなぐ、一本の糸の物語
今年も、got floss? キャンペーンの季節がやってきました。そこに描かれているのは少し変わった新メンバー。
黒いカラスのようで、よく見ると「歯」。
足元にあるのはサッカーボール……ではなく、赤いデンタルフロス。
その名も、「フロ烏(フロガラス)」です。
イースマイルでは、フロスをもっと身近に感じてもらうため、毎年その年の出来事や話題をテーマにした「フロスTシャツ」を作っています。
そして2026年は、世界中がサッカーに熱くなるワールドカップイヤー。そこで今年は、日本サッカーを象徴する烏とフロスを組み合わせました。
でも、なぜ「烏」なのでしょうか。
そこには、サッカーと日本神話、そして毎日のオーラルケアをつなぐ、ちょっとした物語があるんです。
フロ烏とは何者か?歯とカラスが出会って生まれた“お口の案内鳥”
フロ烏は、日本サッカーのシンボルとして親しまれている「三本足の烏」から着想を得た、イースマイルのオリジナルキャラクターです。
顔と体は、カラスでありながら大きな歯の形。
羽を広げ、今にも世界のピッチへ飛び出していきそうです。
そして、足元に置かれている赤い丸。
サッカーボールではなくて、よく見るとケースから一本の糸が伸びています。そう、これはボールではなくデンタルフロスです。
「フロス」と「烏」が出会って、フロ烏。
かなり大胆な出会いですが、相性は意外と悪くありません。
なぜ日本サッカーのシンボルは烏なのか?
日本サッカー協会のシンボルマークには、ボールを押さえる三本足の烏が描かれています。
JFAによると、この烏は中国の古典に登場する「三足烏」を背景に持ち、日本神話の神武天皇東征に登場する「八咫烏」もモチーフにしたもの。1931年に旗章の採用が決まり、翌1932年に現在へつながるデザインが協会旗として定められました。
八咫烏は、道に迷った神武天皇の前に神の使いとして現れ、進むべき方向を示したと伝えられています。
つまり烏は、単に強そうな鳥だから選ばれたのではありません。
迷ったときに道を示し、目的地へと導いてくれる存在なのです。
八咫烏が勝利への道を示す鳥なら、フロ烏が示すのは、歯と歯の間にある細い道。
かなり狭い道ですが、毎日通る価値のある道です。
ボールではなく、なぜフロスなのか?
サッカーでは、一本のパスが試合の流れを変えることがあります。
それと同じように、毎日のオーラルケアにも、習慣を変える「一本」があります。
それが、デンタルフロスです。
歯と歯の間は歯ブラシだけでは清掃しにくく、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使ったケアが勧められています。
だからフロ烏が大切に抱えているのは、サッカーボールではなくフロス。
世界を舞台に戦う選手たちにボールが欠かせないように、健康な歯と笑顔を守るためには、歯ブラシだけでなくフロスも大切です。
一本のパスがゴールにつながり、
一本のフロスが未来の笑顔につながる。
そんな思いを、赤いフロスケースに込めました。
エンブレムに隠されたデザインの意味
今回のTシャツは、サッカーチームのエンブレムを思わせる盾形のデザインになっています。
中央には、歯と烏を融合させたフロ烏。
大きく広げた羽は、ピッチを駆け抜けるスピード感と、世界へ羽ばたく力を表しています。
上部に掲げられている言葉は、「SMILE」。
サッカーの目的がゴールなら、イースマイルが目指すゴールは、患者さんの健康で美しい笑顔です。
そして下に記されているのは、
“Got Floss?”
「フロス、持っていますか?」
「今日、フロスしましたか?」
試合前に「準備はできた?」と問いかけるように、フロ烏が毎日のケアを楽しく確認してくれます。
少しユーモラスで、一度見たら忘れにくい。
フロスを使うことを難しく説明するのではなく、まずは「これ、何だろう?」と興味を持ってもらうこと。それも、このTシャツの大切な役割です。
ワールドカップイヤーに込めた願い
ワールドカップでは、国籍や言葉の違いを越えて、世界中の人が一つのボールを追いかけます。
イースマイルのフロスTシャツも、スタッフと患者さんの間に小さな会話を生み出します。
「この鳥は何ですか?」
「持っているのはボールですか?」
「どうしてフロスなんですか?」
そんな何気ない会話が、フロスを始めるきっかけになるかもしれません。
毎年作っているフロスTシャツは、単なる夏のユニフォームではありません。
楽しく着て、楽しく見てもらい、そこから新しい知識や習慣が生まれる。イースマイルが大切にしている「いい治療・いい経験・いい学び」を、一枚のTシャツにしたものでもあります。
まとめ|フロ烏が導く、笑顔への道
今年のフロスTシャツに描かれたフロ烏は、
日本サッカーを象徴する烏、
健康を支える歯、
歯と歯の間をきれいにするフロス、
そして世界をつなぐサッカーを組み合わせて誕生しました。
八咫烏が人々に進むべき道を示したように、フロ烏も私たちを健康な笑顔へと導いてくれます。
サッカーの勝敗は、最後の笛が鳴るまで分かりません。
でも、フロスは今日から始められます。
今年の夏、フロ烏は胸元から、皆さんにこう問いかけます。
“Got Floss?”
応援の準備だけでなく、
未来の笑顔を守る準備もできていますか?