スタッフの声

Prince Harry and Meghan’s Royal Smile

有本 博英 矯正歯科医

2018.05.19

Prince Harry ことヘンリー王子と米女優 Meghan Markle さんが19日(土)に結婚されるということで現地は盛り上がっているようですね。私の注目はもちろんお二人の『歯』と『スマイル』。早速チェックしてみましょう。

ヘンリー王子は子供の頃にブラケットをつけて矯正していたようですね。上顎はセラミックブラケット、下顎はメタルブラケットが付いています。また、矯正治療後は下顎の犬歯から犬歯を固定して後戻りを防いでいるようです。

 

一方メーガン=マークルさんは子供の頃はかなりのスキッ歯。中学校の卒業アルバムも結構すきっ歯。

高校のアルバムでは徐々に閉じて来て、、大学の時には綺麗に隙間もなくなっています。

 

とても自然な、綺麗な歯ならびとスマイルだと思います。

このように子供の頃はすきっ歯の状態だけど成長とともに閉じてくることがあります。このすきっ歯の時代を歯科用語で Ugly Ducking Stage (みにくいアヒルの子のステージ)と呼びます。横の歯が生え変わり、骨格的な成長とともに永久歯列が自然に整ってくるのです。

Development of Dentition

歯/歯列の発育(Liden著クインテッセンス出版)より

 

ただ、通常そのすきっ歯が閉じるのは上顎の犬歯が生えてくる頃、中学校くらいには閉じるんですけどね。高校から大学にかけて閉じているというのはひょっとしたら裏側から矯正したか、マウスピース型矯正装置(インビザライン )などで矯正したのかもしれませんね。

いずれにしても素晴らしいロイヤルスマイル。ご結婚おめでとうございます。

 

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